「不労所得」と聞くと、どんなイメージが思い浮かびますか?
多くの人が、
「何もしなくてもお金が入ってくるラッキーな仕組み」
とか、
「ずるいけど羨ましいやつ…」
なんて感じるかもしれません。
中には「働かないで稼ぐなんて、ちょっと利己的じゃない?」と、ネガティブに捉える人もいるでしょう。
でも、最近はちょっと違う考え方が広がってきています。
実は「投資」を通じて、不労所得を得ながら社会にいい影響を与えることもできる時代になってきたんです。
たとえば、地球にやさしい会社に投資して応援したり、発展途上国の人たちを支える金融サービスにお金を出したり――そういう投資によって、自分が利益を得ながら社会もよくしていける。
そんな動きが、いま世界中で注目されています。
今回は、「不労所得」と「社会貢献」、一見すると正反対に思えるこの2つをどうやって両立させていけるのか、具体例も交えながらわかりやすく紹介していきます。
「投資って難しそう…」と思っている方も大丈夫。
できるだけ専門用語もかみ砕いて解説していきますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

「不労所得」と「社会貢献」は、これからの時代にこそ両立できる考え方です。
不労所得とは何か?

まず、「不労所得(ふろうしょとく)」ってなんでしょう?
ざっくり言えば、「働かなくても定期的に入ってくるお金」のことです。
たとえば、毎日会社に通って働いてもらう給料は「労働所得」ですが、それに対して、不労所得は一度仕組みを作ってしまえば、その後は自分が手を動かさなくても入ってくる収入です。
代表的な不労所得の例
ここで、よくある不労所得の種類をいくつか紹介しておきますね。
- 株式の配当金
上場企業などの株を保有していると、年に1〜2回、利益の一部を「配当」として受け取れることがあります。 - 債券の利息
国債や社債など、いわば「誰かにお金を貸している」状態。その見返りとして、定期的に利息(インカム)がもらえます。 - 不動産収入(家賃収入など)
アパートやマンションを持っていると、そこに住んでもらうことで家賃収入が得られます。 - 著作権や特許収入
本を書いたり音楽を作ったり、アイデアを登録しておくと、使用料としてお金が入ることもあります。
もちろん、これらは何もせずに突然お金が降ってくるわけではありません。
最初に「投資」や「準備」が必要です。
「不労」という言葉の誤解
ここで1つ、ちょっとした誤解について触れておきます。
「不労所得」というと、「何もしてないのにラクして稼いでる」と思われがちですが、完全に“何もしない”で得られるお金ではありません。
たとえば、株を買うにも勉強が必要ですし、リスクもあります。不動産を持つには大きな初期費用や管理の手間がかかる場合も。
つまり、不労所得は「仕組みを作っておけば、その後は少ない手間で収入が得られる」ものなんです。
言い換えると、最初に少しがんばっておけば、将来的にラクになる仕組み。
これが不労所得の本質です。
もちろん、投資にはリスクもつきもの。
損をすることもあります。なので「リスクを知ったうえで、少しずつ始める」のがポイントです。

不労所得は「ラクして稼ぐ」ではなく、「賢く仕組みを作って未来に備える」収入です。
社会貢献型投資の広がり

「投資で社会貢献?本当にそんなことできるの?」
もしかしたら、そう感じた方もいるかもしれません。
ですが、実はここ数年、社会に良い影響を与える投資=社会貢献型投資が世界中で注目されているんです。
ESG投資ってなに?
まず紹介したいのが、「ESG投資(イーエスジーとうし)」です。
ちょっと聞き慣れない言葉かもしれませんが、簡単にいうと環境・社会・企業統治の観点から、ちゃんとした企業に投資しようという考え方です。
それぞれの頭文字を取って「ESG」と呼ばれています。
- E(Environment):環境にやさしい取り組みをしている会社
- S(Social):社員や地域社会を大切にしている会社
- G(Governance):不正をしないようにしっかり管理されている会社
つまり、ただ儲かる会社ではなく、「ちゃんと地球や人にやさしい会社」を選んで投資するという姿勢なんですね。
インパクト投資とは?
もう一つのキーワードが「インパクト投資」。
これは、収益(リターン)だけじゃなく、社会や環境に良い“インパクト(影響)”を与えることを目的とした投資です。
たとえば、
- 発展途上国で学校を作るプロジェクトに資金を出す
- 貧困層向けの住宅建設事業を応援する
- 二酸化炭素を減らす技術を開発しているスタートアップに出資する
などなど、「お金を増やすこと」と「社会課題の解決」を両立させようとする投資のことを指します。
「お金も稼いで、いいこともする」は本当に可能?
よくある疑問として、「社会のためになる投資って、儲からないんじゃないの?」という声があります。
たしかに、昔は「社会貢献=ボランティア」というイメージが強かったですよね。
でも実は、最近ではESG投資のパフォーマンスは、従来の投資と同じか、それ以上に良いこともあるというデータも出ています。
たとえば、環境に悪いことをしている企業は将来的に罰則や評判リスクがあるので、長期的には業績が落ちやすいです。
一方、ちゃんとESGに取り組んでいる企業は、リスク管理もできていて、安定的に成長する傾向があります。
実際、大手の投資信託や年金基金でも、ESGを重視した運用が当たり前になってきているんです。
ちょっと前までは、「社会貢献=お金にならない」なんて思われがちでしたが、今は「社会にいいことをして、お金も増える」時代になりつつあります。
こうした投資を活用すれば、自分の資産形成をしながら、社会にもポジティブな影響を与えることができるんです。まさに一石二鳥ですよね!

社会に良い影響を与える投資は、長期的にも安定した利益が期待できる注目の分野です。
実際にどんな投資が社会貢献になるのか?

「社会にいい投資って、実際には何にお金を出せばいいの?」
ここでは、初心者でもイメージしやすい具体的な投資のジャンルを4つご紹介します。
どれも、お金を投じることで社会にポジティブな影響を与えることができるものばかりです。
1. 再生可能エネルギー関連株に投資する
まずは「再生可能エネルギー関連株」。
これは、太陽光や風力、バイオマスなど、環境にやさしいエネルギーを作る会社の株を買うという方法です。
地球温暖化の問題が深刻化する中、再生可能エネルギーのニーズはどんどん高まっています。
こうした企業に投資することで、環境保護の後押しになるだけでなく、将来的に高い成長が見込まれる分野なので、利益も期待できるんです。
たとえば、
- 太陽光パネルを製造するメーカー
- 風力発電所を運営する会社
- クリーンエネルギー関連のインフラ企業 など
2. ソーシャルボンド(社会課題解決のための債券)
次に紹介するのが「ソーシャルボンド」。
これは、医療・教育・福祉・災害支援など、社会的な目的のために発行される債券です。
投資家はその債券を買うことで、そうした活動に資金を提供することができます。
具体的には、
- 医療機関の整備
- 貧困地域への住宅提供
- 教育インフラの充実 など
リスクが比較的低く、一定の利息(リターン)を得られる債券タイプなので、「初心者でも安心して投資できる社会貢献型商品」として注目されています。
3. クラウドファンディングで地域再生を応援
クラウドファンディングは、近年とても身近になってきた投資スタイルの一つですね。
その中でも「地域再生型クラウドファンディング」は、地方の活性化や伝統文化の保護、地元企業の支援など、地域に根ざしたプロジェクトに少額から投資できるのが特徴です。
たとえば、
- 廃校をリノベーションしてゲストハウスに変える
- 地元の特産品を使った商品開発
- 地域医療の充実を目指す診療所の設立
中には、出資者向けに商品やサービスがリターンとしてもらえるものもあり、「応援する楽しさ」も味わえる投資スタイルです。
4. マイクロファイナンスで発展途上国をサポート
最後にご紹介するのが「マイクロファイナンス」。
これは、発展途上国の貧困層に小口のお金(ローン)を提供して、自立を支援する仕組みです。
現地の人たちは、そのお金で小さなビジネスを始めたり、家畜を買ったりして、生活を安定させていきます。
つまり、投資家としては間接的に彼らの生活向上をサポートできるわけですね。
この分野に投資することで、社会的意義の高い活動を応援しながらリターンも得られるという、まさに「いいことして、お金も増える」仕組みになっています。
どれも「自分のお金が、誰かの助けになる」投資です。
しかも、それが将来的には自分にも利益として返ってくる可能性があるという点で、とても魅力的ですよね。
もちろんリスクはゼロではありませんが、自分の価値観に合った投資先を選べば、より充実感を感じられる資産運用ができますよ。

小さなお金でも、選ぶ投資先次第で大きな社会貢献につながります。
不労所得と社会貢献を両立させるための心構え

ここまで読んで、「社会のためになる投資、なんだか良さそう!」と思っていただけたかもしれません。
でも、実際に投資を始めるときには、ちょっとした心構えが大事になってきます。
ここでは、不労所得を得ながら社会にも貢献するために大切な考え方を3つに絞って紹介します。
1. 収益だけを追い求めない投資姿勢
投資と聞くと、やっぱり最初に思い浮かぶのは「いくら儲かるの?」ということですよね。
それ自体はまったく悪いことではありませんし、資産形成には大切な視点です。
でも、社会貢献型の投資では、もう一歩先の考え方が必要です。
たとえば、
「この企業は利益を出してるけど、環境を汚している」
とか、
「このプロジェクトは利回りが高いけど、人権問題が絡んでいるかも?」
といった背景も見る必要があります。
つまり、「どんなふうに儲かっているか」も意識することが大切なんです。
お金を増やしつつ、自分が納得できる価値観で社会にプラスになる投資を選ぶことで、後悔のない投資ができるようになりますよ。
2. 情報収集と投資先の選別
社会貢献型の投資は、「いいことをしているから間違いない!」と思いがちですが、ここでもしっかり自分で情報をチェックする姿勢が求められます。
たとえば、
- その会社やプロジェクトが、本当に社会的課題に取り組んでいるか
- ESG評価やインパクトレポートなどの客観的なデータがあるか
- 誇大広告ではないか、過去の実績や信頼性はどうか
投資信託やクラウドファンディングなどの仕組みを使う場合も、どのような仕組みでお金が運用されているかを知っておくと安心です。
最初は難しそうに感じるかもしれませんが、調べるクセがついてくると
「この会社、いいことしてるな」
「ここはちょっと怪しいかも」
といった判断ができるようになります。
3. 長期的な視点での資産運用
社会に良い影響を与える投資は、すぐに大きなリターンが出るものばかりではありません。
たとえば、再生可能エネルギーの技術は時間をかけて成長しますし、教育や地域再生への支援も、数年かけて効果が見えてくることが多いです。
つまり、社会貢献型の投資は「すぐ儲ける」よりも「じっくり育てる」ことが大事な投資なんです。
時間をかけてゆっくりと成果が積み重なり、その過程で不労所得という形で収益が入ってくる――。
そんな長期的な視点で構えることが、結果的に安定した資産形成にもつながっていきます。
小さな一歩から始めよう
「完璧な投資家」になる必要はありません。
大切なのは、自分の価値観に合った投資先を選んで、少しずつでも行動してみることです。
最初は少額からでも大丈夫。投資の経験値を積みながら、社会にもプラスになるアクションを取っていきましょう!

収益だけでなく「誰のためになるか」を考える投資が、持続的な豊かさを生み出します。
初心者が始めるためのステップ

「社会貢献型の投資、いいな」
と思っても、いざ始めようとすると「何からやればいいの…?」と立ち止まってしまいがちですよね。
でも大丈夫。
最初の一歩は、意外と小さくてもOKなんです!
ここでは、初心者向けに「社会貢献しながら資産を増やすための、はじめのステップ」をわかりやすくご紹介します。
1. 少額から始められる社会貢献型投資
投資というと、「まとまったお金が必要」と思われがちですが、実は数百円〜数千円からスタートできる選択肢もたくさんあります。
例
- ESG投資の投資信託
証券会社によっては月100円から積み立てOK!「ESG」や「サステナブル」などのワードが入っている投資信託を選べばOKです。 - クラウドファンディング型投資
社会的なプロジェクトに少額から投資できるプラットフォームが増えています。地域活性化、環境保護、子育て支援など、テーマもさまざま。 - ソーシャルボンド(社会貢献債)
一部の証券会社では、1万円前後から購入可能。期間も短めのものがあり、初心者向きです。
少額でリスクを抑えながら、徐々に自分に合った投資スタイルを見つけていけるのが理想的です。
2. おすすめの証券会社やプラットフォーム
投資を始めるには、まず口座を作る必要があります。
以下のような証券会社やプラットフォームは、社会貢献型の投資商品が揃っていて初心者にも使いやすいです。
証券会社(ESGや社会的投資に対応):
- SBI証券:ESG投資信託やグリーンボンドの取扱が豊富。月100円からの積み立ても可能。
- 楽天証券:ポイント投資もできて、初心者に人気。ESG関連ファンドの一覧も見やすい。
- 松井証券:初心者向けの解説コンテンツが充実。少額投資に強い。
クラウドファンディング系:
- SUSTEN(サステン):社会貢献型のプロジェクトに特化した投資型クラファン。
- セキュリテ:地域・文化・食など、個性的なプロジェクト多数。
- クラウドバンク:再生エネルギーや福祉関連の案件に投資可能。比較的短期の案件が多いのも特徴。
どれもスマホやパソコンで口座開設できるので、難しい手続きは不要です。
3. 注意すべきリスクとその対策
どんな投資にもリスクはつきもの。
社会貢献型だからといって、絶対に儲かるわけではないという点はしっかり理解しておきましょう。
よくあるリスク
- 元本割れのリスク:投資額より少ない金額で戻ってくる可能性もあります。
- プロジェクト失敗のリスク:クラウドファンディングでは、計画がうまく進まないことも。
- 流動性のリスク:投資した商品がすぐに換金できないこともあります。
対策としては
- 少額からスタートする:いきなり大きな金額を入れない。
- 分散投資を心がける:いろいろな分野や会社に分けて投資する。
- 信頼できる運営元を選ぶ:会社の実績や評判をチェック!
さらに、わからないことは調べるクセをつけるだけでも、リスク回避力はどんどん高まっていきますよ。
まずは「やってみる」ことが大事
「ちゃんと準備してから…」
と考えていると、いつまでも始められません。
今は、情報もツールも手のひらの中にある時代。
完璧じゃなくても、できる範囲で行動してみることが第一歩です!

少額・少しずつ・安心できるところから、あなたも「いい投資家」の第一歩を。
おわりに

「不労所得」と「社会貢献」。
一見、全く違う世界の話に思えるかもしれませんが、今の時代、この2つはしっかりと両立できるようになってきています。
投資を通じて、環境にやさしい企業や地域の再生プロジェクト、発展途上国の人たちの暮らしを支える活動に関われる。
しかも、そこから不労所得という形で自分自身の生活も豊かになる可能性があるんです。
「稼ぐこと」は決して悪いことではありません。
そして「いいことをする」ことも、特別な人だけがやることではありません。
両方をバランスよく目指せば、お金と心、両方の豊かさを手に入れることができるのです。
もちろん、いきなり大きな投資をする必要はありません。
今回ご紹介したように、月100円の積み立てや、数千円のクラウドファンディング投資など、誰でも始められる方法がたくさんあります。
大切なのは、「自分にできる小さな一歩」を踏み出すこと。
今日からでも、「どんな社会貢献型の投資があるんだろう?」と調べてみるだけでも十分です。
その一歩が、将来の自分と、誰かの人生を変えるかもしれません。
あなたのお金で、あなた自身と社会を少しずつ幸せにしていきましょう。
未来は、あなたの選択と行動で変えられます。

自分も社会も幸せになる投資、あなたの小さな一歩からすべてが始まります。



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